2022年5月21日土曜日

粘着質--6

具体的にはこうだ。彼は絵画は全く個人的な作業で、これは多分多くの作家がそうだ。商業美術でない限り。だから、自分が取り組んでいることを周りが全て理解する必要はない----と考えている。勿論人はそれぞれなので他人がどう考えているかなど自分の問題ではない。

粘着はここに批判を書いている。独りよがりの禅問答と。そして自分は真心を込めて相手に誠心誠意伝わる絵を描いていると。

成る程な----と私は思った。このタイプなんだ。しかもその文面は彼のことを明らかに指している。普通の人間ならこれはやらない。少々気に入らない意見があってもこの世界では当たり前なのでそれで直ちに粘着すると言うことはない。元々絵画など誰がどんなスタイルで取り組もうが自由であるはずだと素人の私でも思う。

技術的なことでも絡んでいる。ある技法について語ると、二三日後にはかならずそのネタで記事を書いてくる。しかも自分の方が良く知っているとでも言いたげだ。そう言うのが幾つもある。別に彼はどこかの個人に向けて記事を書いているのではない。しかし相手は彼を狙い撃ちしている。

どうしてこんな風に粘着されたか----と言うことだが、それはブログを営む者の多くが登録するランキングシステムであることは明らかだ。こういう人は隣近所に並ぶ人の記事をいちいち監視している。そして気に入らない記事にはしつこくなるタイプだ。

無論ランキングには何の責任もない。それは単なる紹介のシステムに過ぎない。私だってこんな文面を書いて登録している。だが彼は絵を描いている多くに人に対して一般論として苦言することがあった。描くことより口の過ぎる人が多いのも事実。だから、程々にされてはというようなことを呟いた。多分それが、と言うより明らかに、この粘着さんに当てはまっていたのだ。